バラは本当に美しい花で、育てるのはちょっと難しそうに思われがちですが、実は初めてでも楽しみながら美しく育てることができるんですよ。
今から一緒に、バラの品種の選び方や苗の選び方、そして育て方を見ていきましょう。
品種について
品種を選ぶときは、自分の庭の環境や好みに合わせて選ぶのがポイントです。
日当たりが良い場所なら太陽を好む品種を、香りや色、形なども自分の好みに合わせて選んでみてください。
おすすめの品種として、京阪園芸ローズソムリエの小山内健さんが育てた「アッサンブラージュ」、別名「エデンローズ」と呼ばれる「ピエール ドゥ ロンサール」、そして丈夫な「スカーレット ボニカ」がありますよ。
「アッサンブラージュ」はワインをブレンドする製法から取られた名前の通り、複数のバラを組み合わせた気品あふれる花を咲かせます。
一方、「ピエール ドゥ ロンサール」は白とピンクのグラデーションが美しい「エデンローズ」の別名を持ち、病気や害虫にも強く育てやすいです。
そして、「スカーレット ボニカ」は無農薬でも丈夫に育つ強いバラで、ビギナーにもおすすめです。
バラの苗の選び方
苗は健康状態を見るのが大切。
茎や葉がしっかりしていて、色も鮮やかなものを選びましょう。根も白くて太く、張りがあります。
逆に病気や虫害がある苗は、しおれていたり色がくすんでいたりします。これに気をつけて、元気な苗を見つけましょう。
バラの育て方
水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与え、水やりは朝か夕方に行うと良いです。
水が葉にかからないように気をつけましょうね。肥料は春から秋にかけて月に一回ほど与え、液体肥料や有機肥料がおすすめです。
そして、花が終わったら剪定を行いましょう。これで次の花付きや枝ぶりが良くなりますよ。
バラを育てるときに気を付けるべき病気や害虫
バラを育てるときに気をつけるべき病気は、黒星病やうどんこ病などがありますね。風通しの良い環境を心がけないと、これらの病気にかかりやすくなるので、剪定などをしっかり行い、湿気を避けるようにしましょう。
うどんこ病にかかった葉を見つけたら、早めに薬剤を散布して広がりを防ぐことが大切です。放置してしまうと、株全体が影響を受ける可能性があるので、気をつけましょう。専用の薬剤を使って防除するのもおすすめですよ。
害虫としては、カイガラムシやテッポウムシなどにも気を配りましょう。カイガラムシの場合は、幼虫には薬剤を散布し、成虫は歯ブラシなどでこそぎ落として対応します。テッポウムシはゴマダラカミキリの幼虫で、茎を食べてしまうので、フンが出ている穴を見つけたら針を刺すか、スポイトなどで薬剤を投入しましょう。健康なバラを育てるために、定期的なチェックと適切な対策が大切ですね。
ぜひ、庭にすてきなバラを植えてみてくださいね。どんな品種を選びますか?楽しみですね。